語彙力練習帳

(ジャ○ニカ学習帳のリズムで)

名前

 

「ま行で始まる名前の女の子は優しい子に育つ」

 

1992年から93年にかけて、関西の書店に並んでいたであろう子どもの名付け本に書かれていた、その一文(信ぴょう性があるのかどうかも定かではない)を鵜呑みにして、

両親は私を「みなみ」と名付けた。(漢字表記はさすがに伏せるね☺️💦)

 

そもそもどうなんだろう、私は子供を産んだこともなければ、この先その予定も願望もないのだけれど、新しく生まれた人間に名前をつけるのって、相当な覚悟というか責任があるのでは……?

世の中たくさんの素敵な名前の人が居て、それぞれ大切で尊い由来があるのだと思うのだけれども、

両親は私に「綺麗な子になって欲しい」とか「賢い子になって欲しい」とか「幸せになって欲しい」とか「健康でいて欲しい」とか、私自身が"どう"なる事よりも、

他者とどう関わるか、どう接するかを名前に込めた。

名付けを使って、他者に優しくできる人間をこの世に1人増やそうとした両親が実は1番優しいのでは???🤔‪💭‬

なんて思うわけ。

 

私は優しい人になれているだろうか?

 

私より優しさに溢れている人は今まで沢山見てきたし(たまにほんと聖母みたいな人いるよね)、

頭で何も考えずに言葉が口から出てしまうタイプなので、「今の言い方性格悪かったなぁ……」って自分で思ってしまうような発言も平気でしてしまうし、

そもそも【優しい】ってなんだよ?と思い始めて来ちゃったし……

 

でも一つ言えるのは、私の周りに居る大事な人達は、み〜んな私に優しくしてくれる。なんで?

それって私がみんなに優しいからじゃない?????

いや、みんなが優しくしてくれるから私も優しくしたいって思うんだよな。

んんんんん???

優しいの堂々巡り。

優しいのいたちごっこ

卵が先か鶏が先か〜優しさの場合〜。

【優しい】って難しい🫤ほんで、あったかい

優しい人に私はなりたい。

 

________________✍︎꙳⋆

 

 

なんで急に名前の話なんて、とお思いでしょうが、今日が私の生まれた日だからで(?)

29歳になりました。🍖

28歳の1年間を振り返った時に、どーーーーーーしても放っておけない出来事の最たるはやっぱりMeseMoa.に出会ったこと。

 

28歳の夏、私の人生に突如として現れた9人組にあれよあれよという間に夢中になって行った私は、

過去最高の速度でFCに入会し、有料の配信を購入視聴し、近場でやるライブに足を運び、あっという間に【イルミィ】になった。

そのスピード感・フットワークの軽さはきっと、10代の頃から某有名メンズアイドル事務所の所属アイドルを応援してきた歴史があるおかげでしかなかったわけなのだが、

その後、夏の暑さが随分とマシになってきた10月、人生の半分をオタクとして生きてきた私に初めての経験が舞い込んでくる。

 

どうやら、憧れの推しと画面越しではあるものの、1対1でお話ができるというのだ。

な、なにごと?(震え)

当時、同じくMeseMoa.もしくは株式会社DDのアイドルをすきなオタクの友達が1人もいなかった私は、何とか自力で情報を集め、その機会を手にする。

 

慣れないイープラスに四苦八苦しながらも、なんとか申し込みまでこじつけた私に突きつけられたひとつの質問。

 

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一瞬たりとも迷わず本名を打った。

既にみみみ名義のアカウントは持っていたものの「好きな人には本当の名前で呼ばれたい」と思ってしまった。

アラサーと呼ばれるには十分な歳を重ねた独り身の女が望んでいい事なのか、後になってソワソワしたのを覚えている。

 

当日、朝から美容院に行った。

「ピンクを入れて欲しい、なるべく薄く」

1回のブリーチにしては綺麗に入れてもらったと思う。

 

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(いや、思いっきり赤やないかい)

 

落ち着かなくて、1人でずっと部屋をウロウロした。

お昼ご飯に用意した汁なし坦々麺の汁(ないんちゃうんかい)がお気に入りの服に付いてしまったので、満を持してラブブラの顔Tに着替えた。

仕事中のお母さんにテレビ電話して(迷惑)「今日どう?!?!私かわいい?!」って沢山聞いた。

 

そして吐きそうになりながら、その時間を迎える。

スマホスタンドの中で震えるiPhoneの応答ボタンを、それ以上に震える手で押すと、画面上に

「みなみちゃんですかー?」

って言いながら笑顔で手を振る彼が現れた。

その瞬間、私の名前は世界で1番良い名前になった。

 

________________✍︎꙳⋆

 

 

大事な節目節目に「名前を呼んでよ」と歌に乗せて伝える彼らを好きになった。

そんな彼らに名前を呼ばれる事で、【名前を呼ばれる事】がこんなにも幸せな事なんだと気付かされた。

 

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某「日和ってる奴いる?!」の実写映画(語弊がすごいんだわ)の主題歌になったSUPER BEAVERの『名前を呼ぶよ』という曲の冒頭部分。

《知らないことがほとんどの世界で

 互いに名前を呼び合っているなんて》

ミュージック系サブスクサービスアプリが勝手に流して来たこの曲のこの歌詞に、「それは本当にそう」とオタク的相槌を打ったのはつい最近のこと。

本当にそうなのよ。

すごいこと、奇跡みたいなことだなぁ、って思っているし、これからも思い続けたい。忘れたくない。

 

そんな奇跡みたいなこと、もう既に何度か経験している今、思うことは、

とみたんの口から出る「みなみちゃん」は優しい人間じゃなきゃダメだな、ということ。

優しくて可愛くてかっこよくて、楽しくて見てて嬉しくなる、そんな私の推しが私の名前を呼んでくれるなら、私はそれにふさわしい人間でいなきゃいけないなと思うわけです。

 

________________✍︎꙳⋆

 

 

先日4/16、MeseMoa.の春ツアー初日公演を観に、母親と2人で愛知に行きました。(私の誕生日祝いを兼ねて)

ツアーのこと、愛知観光のことはまたインスタなりTwitterなりで思い出まとめするとして、

まぁ、この母親と初めて2人きりで泊まりの旅行をしたおかげで、私の名前の由来やらを思い出したわけです。

 

29歳、【20代最後の年】と言われまくったわけですけど、自分が幾つかはあまり意識せず、

「これから先の人生、《今》が1番若い」

を胸に、色んなことをして、色んな人に出会って関わって、色んなことを感じていきたいです。優しさを常に携えて。

 

そして願わくば、沢山「とみたん」って呼んで、「みなみちゃん」って呼ばれたいなぁ。

……頑張ってチケットもぎ取ろうナ‼️‼️‼️

 

 

 

29歳のあーしもよろしくね😘

読んでくれたあなたのこと、とみたんの次に好きです🫶

 

前日前夜

 

朝、

いつも通り起きて

いつも通り身支度をして

いつも通り会社に行った

仕事、

いつもより眠たくなくて

いつもよりやる気があって

いつもより笑顔が多かった

 

 

だって明日はあなたに、

あなた達に、会いに行く!

 

 

あぁ楽しみだな、

何回も何回も思った

楽しい明日を想像してマスクの下で口元が緩む

だけど、きっと想像よりもっと楽しい

 

 

どうかその場所が、

どこよりも明るくあたたかい場所になりますように

 

どうかその最後まで、

あなたたちの笑顔が、私たちの笑顔が続きますように

 

どうかその先も、

ずっともっと長く見ていられますように

 

 

 

はじまるねぇ。

楽しむだけだ!!!!!

 

一部始終

 

目を閉じて深く呼吸をする、

持っているものを強く握りしめる、

膝を揺らして、強くなっていく心臓の音を誤魔化す。

 

伝えたいことを頭の中で反芻する、

あなたの笑顔を瞼の裏に見る、

どうか私の「好き」が伝わってほしいと願う。

 

楽しそうな声を聞く、

思わず頬がほころぶ。

 

誤魔化した心臓の音が再び強まる、

かわいた喉に気づき「水飲んどけば良かった」と悔やむ、

また膝を揺らす。

 

託す。

一歩踏み出す。

瞼の裏にいた笑顔が、あなたがそこにいる。

 

1秒でも長く顔を見ていたいのに泳ぐ目、

内側からどんどん熱くなっていく顔、

言葉が詰まって出てこない喉、

こんな私知らなかった。

 

優しくて可愛い人、

今あなたの前にいる私は、結構格好悪いかも。

 

拙い私の話を聞いて、微笑みながら頷くあなたを好きでよかったと思う。

あなたの言葉で涙が出そうになる。

必死で堪えて笑顔を作る。

どうしてもあなたの前では泣きたくない。

 

立ち上がる、

次を伝えて笑顔で手を振る、

立ち去る。あなたの言葉を反芻しながら。笑顔を瞼に焼き付けながら。

 

あなたの幸せを祈る。

数ミリでいいから、私の幸せと重なればいいなと思う。

(思うだけならタダなので許して欲しい)

 

とみたんが好き。

とみたんの事が好きな自分が好き。

 

 

 

 

 

ちょっともうしんどい、許して欲しい、激重のオタクを……

激重だけど、限りなく陽気で明るい自信があるので、

あーしのこと嫌いにならないで!!!!!!!!!

ネイルが剥がれ落ちても

 

左手中指のネイルが知らない間に剥がれていた。

きっと仕事の合間になにかに引っかけてしまったんだろう。

 

自分で塗ってる安物のジェルネイルだから、

いつもの私だったら

「あ〜あ、次は何色にしよかな〜」って

思ってそれで終わりなはずなのに、今回はちょっと違う。

 

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この爪だけがあの日のままだった。

一生懸命巻いて結った髪も、

沢山悩んで決めた服も、

いつもより時間をかけて施したお化粧も、

その日の内に ほどいて、脱いで、落として、綺麗になくなってしまったけれど、

この爪だけは大好きな人に会ったあの日のまま数日が経っている。

 

剥がれ落ちて欠けている色を見つめて、

「あの日の思い出もこの爪の色みたいに、

知らない間に私の記憶から剥がれ落ちて、

いつか忘れちゃうのだろうか。」なんて、

死ぬほどエモーショナルで、センチメンタルで、ロマンチストな頭になったり、ならなかったり。

……なってません。これっぽっちも。スミマセン……

 

まぁ、自爪が割れてない事に安堵しつつ、

「とみたんの前で、きれいな手に見せてくれてありがとね〜ん」

ぐらいの気持ちは持ちながら、ジッと爪を見つめて労いました。

 

また大好きな人に会いに行く。

次は何色にしようかな。

 

ネイルが剥がれ落ちても、

この気持ちはこびり付いて剥がれないね。

「大好きだよ!いつもありがとう。またね、」

 

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