語彙力練習帳

(ジャ○ニカ学習帳のリズムで)

殺生石セッション

 

 

死ぬほど褒めて?

 

 

春ツアー最終日の明日、新曲『カラメテ』のMVが公開される。

すごくすごく楽しみで、きっと良いものだと確信を持っていて、

そして、だけど、ほんの少しの、本当に本当に数ミリの🤏寂しさを感じざるを得ないオタクがここに一人。

 

 

私は、殺生石セッションが好きだ。

 

 

________________✍︎꙳⋆

 

 

 

2021年8月上旬、MeseMoa.を知り、転げ落ちるようにイルミィになった。

誰かに勧められた訳じゃなく、偶然見つけて、自発的に漁って、どんどんのめり込んでいった。

1ヶ月程経った頃だったか、自分の中に黒い気持ちが湧き上がってきたことに気付く。

「あぁ、やっぱりな」と、自分でも思った。

【新規オタクコンプレックス】を抱えためんどくさいオタクが出来上がっていた。

 

 

「どうしてもっと早く見つけられなかったのか」

そればかりが日に日に募っていく。

大好きなはずなのに、それとおなじくらい悔しい気持ちが大きくなっていった。

好きになった最初なんて、せいぜいSNSを追うことと、YouTubeで動画を見ることくらいしかできなかった訳だが、

YouTubeはMVとバラエティ・企画系動画しか見れなかった。

過去のライブ映像、厳密に言うと、オタクの皆様が映っている、声が入っている映像が見れなかった。

ちょうどその頃、確かLOVE BLOODが延期になった事で、公式が過去のライブ映像を連日アップしていたのだが、見事に全部、私は見れなかった、なんなら今も見ていない。

 

 

なんとなく自分で分析するに、

「当時、この会場で、この衣装で、こういう演目をやった」

という客観的事実に関しては全然見られるというか、むしろ知りたい気持ちがあるのだが、

「そこに自分が居て(リアルタイムで見ていて)どんな気持ちになったか」

という主観を知る事ができない事がどうしてもしんどかった。どれだけお金があったって(まぁないのだが)、過去には戻れないから。

 

 

自分でもこんな風になりたい訳ではなかった(そりゃそう)。

でも、こうなってしまった以上、どうにかするしかなくて。

【オタクでいること】なんて誰にも強制されることではなく、自分以外の誰の為でもない選択だったので、自分が気持ちよく見れるものだけ目を通して楽しんでいたし、そして何より自分の心の為に、「一人でオタクをしていよう」と思っていた。いわゆる自衛だ。

 

________________✍︎꙳⋆

 

 

2021年9月24日、LOVE BLOODファイナル 中野公演で、推しの初の単独センターシングルの発売が発表された。

あんなに歌もダンスも上手くて、ステージ映えする、アイドルになるために生まれてきたみたいな彼が、まだシングルでセンターをした事がなかった事に驚いた。それすらも知らない新規オタクだった。

ただ、ファンになって一番最初に出るシングルが、推しの初めてのセンター曲という事がほんのり嬉しかった。

ほんのり、この時は。

 

 

10月23日

ジャケット写真が公開される。

直ぐに待ち受けに設定して毎日何度も眺めた。

 

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11月6日

リリース日前日、30秒のティザーが公開される。

母親を連れて大阪観光していたのだが、見事にティザーに気を取られ、移動中の車で永遠に「死ぬほど褒めて?」〜「善き哉」を流した、大音量で(笑)

 

 

リリイベは行けなかった。

予定が合わなかったからというのが1番ではあったが、

まだこの時MeseMoa.の現場での遠征経験も無かったことも原因の一つだった。

 

 

11月11日

YouTubeでMVが公開される。

当日の午前に、20時からプレミアム公開されることが公式から発表され、そこから仕事が手につかなかったのを覚えてる。

何としてでも早めに家に帰ってやること済ませて万全の状態で待機してやるという強い気持ちがあり、定時上がりした。

 

 

MVを見て、ボロボロ泣いた。

なんというか、自分でもめちゃくちゃ大袈裟だと思った。でも止まらなかった。

強く、美しく、儚い推しがそこに居た。

何度繰り返し見ても、とみたんを見ていた、ずっとずっと。

この曲のセンターはとみたんにしか出来ないと思ったし、そんな曲のセンターをこんなに立派に務めあげる推しが誇らしかった。(おま誰である。)(薄桃推しだが?)

 

 

2時間近く、ずっとずっと繰り返し見て、その内、これまでずっとうっすら自分の気持ちにかかっていたドス黒い雲みたいなものが消えているのに気づいた。

 

「この曲に出会って、この曲がより一層私にとって特別な一曲だと感じる為に、きっとあのタイミングでMeseMoa.を見つけたんだ。」

 

本気でそう思った。

他の人からすればあまりに無理やりな こじつけ やんけと思われるかもしれないが、私は今でも本気でこう思っている。

2021年の夏、結成10年目の彼らにこのタイミングで出会えて良かったと初めて思えた日だった。

殺生石セッションに一人のオタクが救われた。

 

 

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⬆️3時間後にはそれなりにチョケれてて草

 

 

そこから【新規オタクコンプレックス】は随分とマシになった。(完治はしていないが)(完治て)

「一人でオタクをしていよう」と思っていた私にも、今では沢山のイルミィ友達ができた。

古参も新規も関係なく、色んな友達とお揃いの気持ちで彼らに向き合うことが出来ていることがこんなにも幸せだと、つい最近春ツアーで感じたばかりだ。

 

 

________________✍︎꙳⋆

 

 

2022年3月5日

カウコンで発表された『烏合の衆』『アワアワ』そして『殺生石セッション』の発売記念フリーライブの最終日、私は会場である愛知に居た。

正直申し込みの時のことを全く覚えていなくて、多分きっと本能で「行かなきゃ」と思って、翌日の特典会のチケットを取っていた。

 

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リリースから4ヶ月、公式・メンバー・コロナ禍前からのオタクの皆様曰く、ようやく本来の(というにはまだ少し遠かったかもしれないが、今できる最大限それに近い)形でリリース記念イベントを開催することができ、センターを務めた本人が使った【昇華】という言葉通り、回を重ねる事にその華麗さと儚さは増していたように思う。

(もちろん全通はできなかったけど、動画撮影OK会場が多く、各地のイルミィさん達のおかげで色んな角度からの殺生石セッションが見れたこと、本当に嬉しかった。撮ってくれてアップロードしてくれた皆さんに最大限の感謝を!!!)

 

 

3月6日

フリーライブの翌日、対面特典会。

特典会に関して、殺生石セッションはリリース当時に開催できていた為、厳密には『烏合の衆』と『アワアワ』の為の特典会だったわけだが、どうしてもこの日とみたんに伝えたい事があった。

殺生石セッションに一人のオタクが救われた】という話と、その事へのでっかい感謝の気持ち。

我ながら「くっっっっっそ重くて草」という気持ちはあったが、でももうこれを伝えるタイミングはここしかないと思った。もうすぐ10thシングルが出ることが決まっている、殺生石セッションの一区切りがここだと思った。やらない後悔はしたくなかった。

 

 

涙を堪えるが故に詰まりながらになってしまったが、私の話を優しい顔で頷きながら、時にリアクションを取りながら、聞いてくれた。

リリース当時配信があった豊洲PITでのリリイベで語っていた、殺生石セッションという楽曲の攻めたスタイルと、そのセンターを務める事へのプレッシャーや公開することへの不安、だけどそれがどんどん自信に変わっていったという話を改めて丁寧に話してくれた。

 

 

🐰「これからも(殺生石セッションを)大切にしてあげてね」

もちろんだ、ずっとずっと特別で大切な一曲。

 

 

________________✍︎꙳⋆

 

 

とは言ったものの、わかっている、彼らは常に「過去最高」を叩き出して来ていること、

『カラメテ』は最高のシングルになる。

春ツアーで既に楽曲とパフォーマンスを見て、「あ〜〜好きだ〜〜〜!!!」となっている、何度も何度も。

それに、きっとその後の11thも12thもずっとずっと素晴らしいものを見せてくれる、聞かせてくれる。そういう確信を持てるグループだ。

だから、「殺生石セッションが特別」過ぎて、他の楽曲を受け入れられないとか、そんなことは1ミリもないし、新しいシングルが楽しみじゃないなんてことは天地がひっくりかえっても無い、ということだけは補足させてほしい。

実際、カップリングの『Majesta』なんかは完全に私の好みど真ん中ストレートに刺さっている。早くスマホで毎日聴きたい聴かせてくれェ……(『カラメテ』も『きっと、ずっとね』もめちゃくちゃ良い、かなり良い、死ぬほど良い)

 

 

好きな曲はこれからも更新されたり増えていくだろうが、『殺生石セッション』が私の【特別】であることは変わらない。そういう話がしたかった。

(【特別】な曲、の話をすれば今回の春ツアーでもう一曲増えたんやけど、これはまた改めて)

 

 

春ツアー初日の愛知で、5月4日に新曲MVを公開します!と発表されてから、絶対今日までにちゃんと殺生石への気持ちをまとめておきたくて打ち込み始めたけど、泣かずにここまで来れたことに自分でも驚いている。

自分の中で既に一区切り付けられているのかな。よかった!

 

 

長々とした自分語り乙、

といった感じではあるが、ここまで読んでくれたあなた🤲へ、ありがとう!!!!!!!!!

 

 

善き哉